ブラームスの音符たち―池辺晋一郎の「新ブラームス考」価格: 1,890円 レビュー評価:5.0 レビュー数:2
筆者がこだわっているのは「保守主義者ブラームス」というイメージの修正でした。
そして筆者が試みた音符解読からは、
ブラームスは次なる時代の音楽のあり方をうすうすと感じていたり、
また実験的なことも試しているという事実が分かりました。
個人的に興味深かったのは、ブラームスの4つの交響曲の調性と
ローベルト・シューマンの4つ交響曲の調性の関係でした。
つまり、ブラームスの交響曲の調性はシューマンの調性を2度上げたものとなっています。
シューマン /ブラームス
第一番 変